
この新型宇宙服は割とお気に入りなのですが、カラーで描いたことはなかったと思うのでこの機にイラスト化しました。
でも何色なのかというのは別に設定で決めてなかったので、色に関しては適当に塗ってます。(笑)
以前に書いた通りかいてんげるを本格的な連載にするにあたって、火星側のヒロインとして新たに追加したのがイェミリアでした。
そのせいか、最初からある程度の設定と話を決めていた西都原貴子たちと違って、どういう風に彼女の話を展開させるかというのはその都度決めていたんです。
過去の話はきちんと固めてはいたのですが、「今」をどう進めるかというのはほぼライブ感…悪く言えば行き当たりばったり。(^^;
そのせいで島でかいてんくんと遭遇した後、再登場して理論に絡むまでかなり間が空いた形になってしまいました。
元々理論と対立するキャラとして想定していたので、その時に何か理論と勝負をさせたいなと思ってアンカーシューティングの対決を思いついたんです。
んでその対決が決着前に中断したので改めて対決させたいなと思ったのが、後の大会での一騎討ちに繋がった形になりますね。
当初の予定では、大会…というより南北合同演習においておタカさんの過去話をやるつもりだったのですが、理論とイェミリアの競技対決の方が面白そうだと思って演習を大会に変更し、おタカさんの話は大会の前夜祭の時にやる形に変更したんです。
かいてんくんと「デート」して、その時に理論から通信が入って大会で勝負することに…というのも本当にその場のノリの思い付きで、直前までその話はやる予定はなかったんです。
なので作中で宇宙の観光振興のためにセ航の演習を大会に変更して…という展開は、そのまんまメタ的なストーリーの変更でもあったんですね。
終盤の展開でかいてんくんが「あの人」かどうかというのを、どういう形で彼女が納得して受け入れたらいいのか、かなり悩んでました。
受け入れちゃったら話が終わっちゃうのでギリギリまで引っ張る必要がありますし、そのあたりをどうするかかなり四苦八苦してましたね。
最終的に女王様になるというのももちろんライブ感だったのですが、建国宣言したマグアスと地球側がラストバトルをするという展開は当初から考えてはいたので、そこに上手くはまったかな?という感じですか。
イェミリアの外見自体は金髪ツインテ―ルという実にありふれたデザインで、もみあげのミニリボンでちょっとだけ自己主張しているという形ですが、色彩的に理論とショーコと並べて良い感じのコントラストが出来たなと思っています。
名前の方も元々はエミリアっていうありふれた名前を考えていたのですが、ちょっと自己主張を加えてイェミリアという変化球にしたという。
発音的にはほぼエミリアみたいなもんですが、字面的に良い感じになったなと自負しております。(笑)