2022年03月23日

完結記念かいてんげるのお話その2

今回は主役であるかいてんくんのお話。
これもまた10年前に書いたことの再掲みたいになりますが、改めてということで。
雑記026.jpg
前回に書いた通り、かいてんげる連載当初は本来の長いストーリーはやるつもりはなかったので、ダイジェストの話でも分かりやすいようにナレーション役というか狂言回し的な感じで世界を見る感じのキャラを置きたいな、という考えで作ったのがかいてんくんというキャラでした。

これも10年前の再掲になりますが、初期イメージはこんな感じで「ああっ女神さまっ」に出てくるばんぺいくんをモチーフにして、それを色々いじくって連載開始時の形になりました。
おまけ5・1.jpg
ただ実の所かいてんくんのデザインは当初はそんなに気に入ってたわけでもなく、物語の進行とともに理論にあちこち改造させて、最終的には人間っぽい外見にするつもりでした。
でも描いてる時にふと閃いて風船のようなでっかい手を描いてからは、それがなんかしっくりきて自分の中でキャラが立った感じになったんですね。
(結局改造したのは、人間の服を着せやすいように手の出る位置を変えたくらい)


「かいてん」の名前はメタ的には「かいてんげる」のタイトルから付けたのですが、作中においては彼を拾ったすもぐりくんが「お前頭くるくる回転するからかいてんな」って命名した形になります。
このエピソードを最初の方に出しそこねて、実際に作中で出したのはもう終盤も終盤になってからのかいてんくんの回想という形になってしまったのは、失敗したなあって思う事の一つだったりします。(^^;


元々狂言回し的役割だったので、彼自身はどちらかと言うと傍観者で物語の根幹を引っ張っていくという形ではなかったのですが、仕切り直して長編を最後までやる(かもしれない)ってなった時に、改めて彼を本格的に物語に関わらせる仕組みを考えて、そこで相手役?としてのイェミリアを置いたのです。

地球人で今一緒にいる理論と、マグアス人で過去の関係があるイェミリア。
この二人との三角関係みたいな形を想定していたのですが、キャラクターの性格を突き詰めて考えていくと、どうも理論は恋愛脳にはなりようが無いって思ったので、この関係は最後まで結論が出ない形で終わってしまいました。
かいてんくんはかいてんくんでありマグアスの「あの人」ではない、という事も重要なポイントなので、単純にイェミリアに乗り換えるって形にはしなかったのですが、このあたりの展開も、もうちょっと何とか出来れば良かったかなあと思っています。


完結して改めて、かいてんくんって絵的にも描きやすくて(笑)動かしやすい良いキャラだったと思います。
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2022年03月16日

完結記念かいてんげるのお話その1

さて、「かいてんげる」の連載が完結したので、それにまつわるいろんな話を改めて書いていきたいと思います。


まずは連載を始めた経緯の話などを。
前編の「~夢見るロボット工房~」が終わった時にも書いていますが、まあそれを書いたのは10年以上前の話なので改めてということで。

おおゆき工房を開設した当時の話は去年の20周年記念の時にも書きましたが、当初は二次小説やちょっとした漫画の掲載がメインのサイトでした。
でも元々自分はほとんどオリジナルばかりで二次創作はそれまでほとんどやってなかったので、やっぱり自分の作品を掲載したいなと思ったのが一つ目の理由。
当時はまだあまり一般的でなかったデジタルでの漫画制作の研究のために、連載をしながらそれをやっていこうというのがもう一つの理由でした。

とはいえ当初はこんな本格的な長期連載をするつもりは全然なかったので、適当な在りものを組み合わせてとりあえず始めてみようという程度の考えだったのですが。



すでに工房のマスコットキャラとして工房長、ショーコ、理論の三人がいたので、それを以前考えて没にしたSF長編作品のプロットにぶちこんで、かいてんくんという主人公を新たに設定。
1回1エピソード2ページくらいのショートストーリーの連作で、長くても50回も行かないくらいで終わろうみたいな感じの想定でした。

でも実際に掲載してみたら結構好評だったので、一回あたりのページ数を増やして描いていくうちに、だんだんと普通のストーリー漫画の形式に変わっていったので、途中で改めて長期連載へのスタンスへと仕切り直ししたのです。
それがターコ登場回以降の話になりますね。
(冒頭の0話はこの時に描き足した部分です)

その仕切り直しの時に、とりあえずここまでは描こうと考えてたのが「~夢見るロボット工房~」のラストである、ショーコとダークマターとの直接バトルの決着でした。
その目標を達成した時に、そこで一旦連載を止めて別の作品を描くか、「かいてんげる」を継続するか考えて、やっぱりここまで来たなら物語の本当のラストまでやってみようと思って後編の「~目覚めし異邦人症候群~」の連載を開始したのです。
サブタイトルを変えたのは、舞台が宇宙に移って工房船がメインではなくなったのと、気分的に再度の仕切り直しでもあったからですね。



「~目覚めし異邦人症候群~」を開始した時は本当に最後までできるのかどうかわかりませんでしたが、無事にめでたく完結する日を迎えられて本当に安堵しています。
連載期間も21年間という長きにわたる形になりましたが、「~夢見るロボット工房~」が10年半、「~目覚めし異邦人症候群~」も10年半で、どっちもほぼ同じ連載期間になったのは偶然にしても出来すぎですね。(笑)

一体どのくらいのページ数描いたんだろうってのは連載期間中はあえて意識しないようにしてたのですが、完結したので改めて数え直してみると、「~夢見るロボット工房~」が568ページ、「~目覚めし異邦人症候群~」の方が1031ページの、合計1599ページになりました。
コミックス1冊180~200ページとすると、大体8~9巻くらいの量になりますか。
「~目覚めし異邦人症候群~」の方が同じ連載期間で倍近く量があるのは、「~夢見る」の方は途中で5カ月近く連載が中断してた時期があったのと、コミスタを導入した事による制作環境の効率化のおかげでしょうね。



そしてこれはおそらく初公開だと思いますが、上記の「かいてんげる」の元ネタになった没SF作品のアイデアメモ。
雑記025a.jpg雑記025b.jpg雑記025c.jpg
こういうメモって書いた本人でも、後で読み返すと何を書いてるのか理解できないってなったりするものですが(^^;、それでも「かいてんげる」本編に通じるものが色々ありますね。
火星にあった先史文明とその滅亡とか、地球移住派と火星居残り派との対立とか、ロボットとか。

そしてヒロインの名前が西都原貴子。
外見もメガネをかけさせた以外はほぼ「かいてんげる」と同じですね。
「かいてんげる」でターコちゃんが登場した時点ですでにおタカさんの存在も関係も大体は決まっていましたが、細かい部分に関しては実際に描くまでだいぶ推敲しました。



なお「かいてんげる」のタイトルは平家物語の敦盛の最期から。
はっきり言って言葉のインパクトで選んだようなものですが、源氏と平家の確執とか、若武者を殺めてしまった事への後悔とかその後の行動とか、作品内容に合致する面もいろいろあったので、変なタイトルだなあと思いながら、サブタイトルも付けてそれっぽく体裁を整えてこの形になりました。
最終回掲載直後に、アニメ「平家物語」の敦盛の最期の回が放送されたのも何かの因縁っぽく感じたりして。(笑)

そして「かいてんげる」のタイトルにちなんで本編でも過去に源平合戦の時の因縁とかを出しています。
この過去編は本当はもっと本格的に描こうかなと思ってたのですが、実際に連載してみるととてもそんな余裕はなくて、「過去編描いてたら完結できないや」ってなったのでダイジェストで済ませました。
完結した今改めて考えてみると、この時はショーコもダーも共に記憶の封印を受けた状態だったので、ドラマ的な連続性はあまり無いかなとも思うので、詳しくは描かない方で正解だったのかもしれません。


とりあえず今回はここまで。
posted by おおゆき at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月10日

かいてんげる~目覚めし異邦人症候群」第169回(最終回)掲載です

どうも大変お待たせいたしました。
かいてんげる異邦人症候群第169回の更新でございます。
これをもって、21年の長きにわたる「かいてんげる」の連載も無事最終回を迎える事が出来ました。

今日はちょうど21年前の連載開始の記念日でもあって、21周年めでたいな~みたいな事を狙ってたような感じになってますが(笑)、最終回の制作が思った以上に長引いてしまって、このままじゃ21周年越えちゃうよまずいよってことで、頑張ってこの日に間に合わせたのが実情という。(^^;

21周年までには完結するだろうって以前書いてたんですが、こういうのって結局事前に思ってたよりも時間がかかってしまうものだなあって改めて実感しています。

連載を改めて振り返って見ると反省点も多々あって、ああすればよかったこうすればよかったみたいな思いもありますが、それでも最後まで飽きることなく描き続けられました。
私が作中で一番気に入っているエピソードは、やっぱり理論とイェミリアのアンカーシューティング対決になりますか。


雑記024.jpg
今回のおまけは完結記念絵の文字なしバージョン。
おおゆき工房開設後に一番最初にアップしたショーコと工房長のイラストのセルフオマージュみたいな感じで、「あいや待たれよ」みたいなポーズをしている二人+いつもの面々って形にしています。

よく連載漫画の最終回に全員集合みたいな扉絵を描いていたりするので、自分もそういうのをやってみようかなと考えていたのですが、結局人数が多すぎるのと時間が無かったので、こういう形に落ち着きました。

最終回にも出来る限り今までのキャラ達を登場させようと思ってたのですが、理論の兄二人やセ航の学生たちの面々とか、どうしても描き切れなかったキャラも出てしまいました。
最終回は16ページで、結局これが連載で一番長い回になったのですが、それでもやっぱり足りないのは仕方がないですね。


かいてんげる連載に至る経緯とかストーリーやキャラの裏話とか、今までにも折に触れて書いていましたが、また改めてちょこちょことこのブログに書いて行こうと思っています。
まあ近いうちにウェブリブログのサービス終了に伴う引っ越し作業もしなくてはいけないので、引っ越し先でどんな感じになるのかはまだ不明ですが。


とりあえずかいてんげるの連載はこれで終わりですが、私自身は別に漫画を描くのをやめるわけではないので、それほど遠くない先に何らかの形で作品を掲載することになると思います。

それでは、改めて21年間どうもありがとうございました。
posted by おおゆき at 18:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月22日

かいてんげる~目覚めし異邦人症候群」第168回掲載です

どうも大変お待たせいたしました。
かいてんげる異邦人症候群第168回の更新でございます。

今回も14ページ更新。
直近4回で12ページ、12ページ、14ページ、14ページ、で
連載初期の頃に比べると一回当たりのページ数が違いすぎますな。(^^;

さて、これで残り一回。次回はいよいよ最終回です。
長い長い連載ではありましたが、あともう少しお付き合いいただければ幸いです。


今回のおまけは2022年賀画像の文字なしバージョン。
雑記023.jpg
これをアップした後でうる星やつらのリメイクが発表されたりして、寅年らしい幕開けって感じになりましたね。

それでは本編お楽しみくださいませ。
posted by おおゆき at 16:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

2022謹賀新年

どうも、おおゆきです。
新年あけましておめでとうございます。

今年も恒例の干支トップ絵。
虎穴に入らずんば虎子を得ず…なのはまあ見ればわかるとして、かいてんくんの方は、虎の威を借りようとする狐なのはちょっとわかりづらかったかもしんない。(^^;

ここのところちょっとプライベートで色々あって大変ではあったのですが、連載の方もあと二回。
新年の開幕ダッシュ頑張ります。

それでは今年もよろしくお願いいたします。
ラベル:日々の戯言
posted by おおゆき at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月18日

かいてんげる~目覚めし異邦人症候群」第167回掲載です

どうも大変お待たせいたしました。
かいてんげる異邦人症候群第167回の更新でございます。

今回は14ページ更新。
確か一回の更新ページ数としては今までで最大だと思います。
これで残りはあと2回。
次の更新もページ数多いのでちょっとお待たせすると思いますが、完結まであと少しお付き合いいただければ幸いです。

それでは本編お楽しみくださいませ。
ラベル:かいてんげる
posted by おおゆき at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする