漫画自体はトリミングサイズの変更とセリフのフォントを漫画形式のものにした以外は特に変わりはないのですが、やっぱり見開きにした方が見栄えが良くなりますね。
ノドや断ち切り、次ページへの引きのコマなど、コマ割りの基本形が見開きの本を想定した技術なので、これが本来の形ということなのでしょう。
以前公開したかどうかは記憶が定かではないのですが、原稿を再スキャンする際に発掘した過去原稿をおまけに公開します。
WB物語の作成した順番は、1幕→2幕→4幕→5幕→3幕→4幕描き直し、という形で描いておりまして、4幕は5ページ目以降を当初から大幅に展開を変えているのです。


描き直す前のページはこんな感じで、修正した結果悲劇性が大幅に上がってしまったのですが、それでもやっぱり直して良かったなと思っています。
さらに追加のおまけ。

第一幕の後日談が下描きの段階で止まってるのが数ページ。
ここまで描いたという事は一応描くつもりはあったんでしょうけれど、止めた理由もこの先の展開ももう忘れちゃってますね。(^^;
WB物語は、レイ・ブラッドベリ「火星年代記」とか星野之宣「2001夜物語」のような宇宙開拓史のオムニバス物語を、軽いラブストーリーをテーマにしてやってみようというコンセプトで描いたもので、中間の物語は追加しようと思えばいくらでもできる形にはなっています。
それで作品完成後に3幕の描き足しと4幕の描き直しをやったのですが、さすがに今となっては時間が経ちすぎてしまったので、これ以上の話の追加はもうできないでしょうね。
「かいてんげる」の修正と同じく、やるなら既存の分も含めて全部描き直したくなりますし。(^^;
何にしても、私自身のかなりのお気に入り作品ではあります。
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